どーも。 ばぁどです。
4月から話題になっているMastodonのイベントがあったので参加してきました。
私個人的にもGW中に少しいじっていたのと、自分の行動範囲内でイベントが行われるということだったので急遽ですが参加してきました。
稚拙ですが、メモをまとめて記録として残しておきます。
また、マストドン会議3の実況トゥートのまとめをしている方もいらっしゃいます! (私のトゥートも高確率で混ざってます(恥))
【実況まとめ】マストドン会議3(1)イントロ ~ 鷲北賢&ぬるかるパート
はじめに
TwitterやFacebookで変なことを書き込んでしまうと、予想外のところからバッシングがくる。 自分の意見と合わない意見あったら、無視してくれれば良いのにね。 「へー、そういう意見もあるんだー。ふーん。」みたいに流してくれれば良いのにね。
TwitterなどのSNSは様々な意見を持っている人が混在するようになってしまった。 (別に悪いことではないのですが・・・)
その副作用として、本当は気にしなくて良いことを気にしなくてはならなくなった。 本当はもっと自由なはずなのに、なぜか窮屈なんですね。
その窮屈さを払拭してくれるかもしれない、マストドン! 最初は、分散型になんの意味があるのか理解できなかったが、やっと掴みかけているところでございます。
第1部
これからのmstdn.jp
登壇者(順不同)
ぬるかるさん(マストドンインスタンス mstdn.jp 運営者 / 株式会社ドワンゴ)
鷲北 賢さん(さくらインターネット研究所所長)
内容としては、mstdn.jpに関してでした。
mstdn.jpがどのようにサーバー管理されているか、運用監視されているかなどの、とても興味深いお話を聞けました。
当初、mstdn.jpは複数サーバーに手動sshして、git pull を行っていたらしい。
でもそれって面倒臭いよね、ってなってAnsibleやcapistranoを使って管理の自動化をしていると言ったお話でした。
また、マストドンが最近マイナーアップデートしたらしく、DBの外部制約キーが影響でmigrateがうまくいかないらしい。 (その前にrake タスクを実行する必要がある)
鷲北さんはmstdn.jpの監視体制のお話。
監視ツールとしてはZabbixを使用していると言っていました。
実際にmstdn.jpのZabbixの監視画面も見せていただけて、とても興味深かったです。
第2部
トークセッション
登壇者(順不同)
まつもと ゆきひろさん(一般財団法人Rubyアソシエーション 理事長)
オイゲン・ロッコ (Eugen Rochko) 氏
ぬるかるさん(マストドンインスタンス mstdn.jp 運営者 / 株式会社ドワンゴ)
なんと、豪華な登壇者なのだろうか・・・
主に下記のようなトークが行われていました。
マストドンはなんでRuby(Rails)で作ったのか?
- 開発に必要なツールとして、Ruby on Railsのプラグインが豊富だったから
- オイゲンさん自身、PHPなどを触っていたがRails(Ruby)の方が便利なツールがあったから
マストドンを作った理由
マストドンをオープンソースにした理由
マストドンのアカウント管理の最善策とは?
- ここら辺はぬるかるさんなどの運用系のお話
- 今後のアカウントの管理手法としては、フォロワーを維持したままインスタンスを移れるようにするなど考えている(らしい
まつもと ゆきひろさんを一目見れたのは嬉しかったなー。 かれこれ、何年も触り続けているRubyの生みの親。 なんというか、感無量でした笑
オイゲンさん、寝起き(ドイツでは朝7:00頃)でしたので、すごいクレイジーな朝活だなと思った次第でございます。 登壇が終わったあとは二度寝したいとおっしゃっていました。
ちょっと、苦言すると少し準備不足だったかな・・・と。 トークセッションなら話すテーマくらいは用意しておかないと・・・ 最終的にはmatzさんがファシリをやるという、豪華な配役(?)になりました。
第3部
マストドンの管理方法
登壇者
清水 亮さん(株式会社UEI 代表取締役社長兼CEO)
いかにクソリプと戦うかというお話。 分散型である点と、ディープラーニングと絡めてクソリプを排除して行きましょうというお話(ざっくり
あと、マストドンの企業側の視点からのお話もしていただきました。。 個人的に一番印象に残ったというか、勉強させていただきました。
Twitter、LINEなどのSNSは流行らないとキャンペーンをする意味がない。 マストドンは流行らなくても良い。 サービスの顧客が使って入れば、マストドンだけで良い。 要は、MLやライングループなどと同じような感覚でマストドンという選択肢が出てくるんですかね。
Facebook、Twitterは企業の顧客管理を搾取されていた + バーチャルな世界でキャンペーンしなければいけなかった。 なぜか自分が持っている顧客情報ではなく、SNS運営者にお金を払うことで不特定多数へのキャンペーンを強いれられていた。
マストドンは、自分でインスタンスを立ち上げて、コミュニティを作ることで顧客を再び取り戻せる可能性があるとのことでした。
インスタンスを運営している人座談会
登壇者
alarky さん(大阪丼管理人)
TOMOKI++/脇元寛之さん(ボカロドン運営/株式会社SGN代表取締役)
松尾公也さん(グルドン運営チーム / backspace.fmポッドキャスター)
有名なマストドンインスタンスの運営者たちのお話です。 各インスタンスの特徴や、参加人数、トゥート数など。
もっと沢山のコアな内容、話す場を求めているコミュニティのインスタンスがあると面白いというのは本当に共感しました。 登壇者の脇元寛之さんもおっしゃっていましたが「再生エネルギーのインスタンス」とかね!! はい、ごもっともだと思います。
個人的には、特撮インスタンスでも立ち上げてみようかなと思いました。
名前は〇〇ドンとつける風習があるようなので、ガヴァドンあたりで行きましょうか。
まとめ・感想
もっと色々なインスタンスができれば良いですね。
現状、そのためにはインフラスキルが必須になっている。 私もインスタンスを立てるのはできるけど、そのあとの運用とか、負荷がかかった時のサーバーメンテナンスとか考えると・・・ねぇ(苦笑)
この前初めて知ったのですが下記のようなサービスのマストドン版が求められているんだろうな。
pantheonは、日本ではなく海外で展開されているサービスです。 基本的にクリックと簡単な情報を入力するだけでwordpressやdrupal などのCMSが入ったサーバーを用意してくれて、サービスを展開できます。 実際めちゃくちゃ簡単でした。
クリックだけで、マストドンのインスタンスを立ち上げて、面倒臭いところ(サーバーの運用)もよしなにやってくれて、良心的な値段で提供してくれるサービスが出来上がれば、もっと色々なインスタンスができて一気に熱も高まってくるんだろうなと思う次第でございます。 (あれ、これはビジネスチャンスなのでは・・・)
そんなこんなで、マストドン。 これからも色々な盛り上がりを続けてくれると面白そうですね。
私的には、今回のマストドン会議3の中で上がった技術ワードだいたい触れたことある、聞いたことあるっていうのは嬉しかったなー。 曲がりなりにもプログラマーとして、色々学ばせてもらっているなと実感できました。
これからも日々精進。頑張っていこうと思います!