ばぁど・うぉっちんぐ

セキュリティに強いWeb屋。自由と春を求めて羽ばたく渡り鳥。

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【番外編】1度の就職活動、3度の転職活動を通してお断りさせていただいたヤバイと感じた企業

どーも、ばぁどです。 自称セキュリティに強いWeb屋です。

この度3度目の転職を行いました。 約2ヶ月ほどの転職活動を行い無事に内定をいただきました。

今回は1度の新卒採用時の就職活動、3度の転職活動を通して個人的に「あの企業はヤバかったな」と感じた企業を振り返ろうと思います。

※本記事はフィクションが適度に含まれております

今までの就職活動、転職活動でヤバイなと思った企業

【ヤバめ度5%】履歴書を紙で郵送してくれと言ったIT企業

2年ほど前に選考させていただいた企業様のお話です。

非常に良い印象の会社で採用技術は割と最新(Gitはもちろんのこと、CI/CDによるテストの自動化)だし、アメリカの某シリコン谷の会社とも会議をするなど英語力も活かせそうな会社でした。

ただ、如何せん古すぎました。 一次面接とても良い雰囲気で、一次面接通過の案内もいただいたのですが、 二次面接以降は履歴書を紙で郵送するということに違和感を感じてしまいました。

一次面接はエージェント経由で渡した履歴書のPDFで面接していただけたのに、二次面接は紙を郵送してもらう理由が理解できませんでした。 一次面接時に面接官が手元に持っていた履歴書は誰の履歴書ですか?

一次面接のタイミングで質問として「紙で郵送する理由」を聞いたのですが、納得できる答えをもらえず、求職者という外部との接点を持つ部分でも紙の文化が残っているということは、内部に入ったらもっと古い文化が残っておりストレスを感じるだろうと判断したため、こちらからお祈りさせていただきました。

紙の文化が残りすぎているところで業務改善は見込めないですよね。

【ヤバめ度10%】「時間を延長して欲しいですか?」という魔の言葉を囁く選考員

筆者が新卒採用の頃のお話です。 選考の過程でグループディスカッションを行っておりました。

グループディスカッションの定石として、話し合うテーマがあり、時間制限があり、時間内にまとめてグループ毎に発表していくと言った選考でした。グループは筆者のグループ含めて5グループあったと記憶しています。

グループディスカッションが時間内に終わるようにタイムテーブルを決めて、まとめに入っていましたが、選考担当者から「もうすぐ制限時間ですが、延長して欲しいグループはありますか?」と言っていただけました。

意見のまとめ、発表の仕方を討論するために時間があった方がいいと判断した筆者が所属していたグループは迷わず手をあげました。筆者のグループ以外にも2、3個のグループが手をあげたのを覚えています。

しかし講評のタイミングで「時間を延長して欲しい?と聞いた時に手をあげたグループは、社会人として時間を守れていないので失格」と言い始めました。 まぁ確かに社会人として時間を守ることは大事ですよね。その点に関しては間違いなく賛成です。 社会人であるならば、決められた時間までに出社するべきですし、締め切り期限を厳守するように仕事は進めていく必要がありますよね。時間を守ることはとても重要です。

しかし自分たちから「時間を延長してほしいグループはありますか?」と聞いておいて素直に手をあげたら、後から「時間を守れないのは社会人として失格」は少々酷くありませんか? 未だにもやもやする選考だったなと強く記憶しております。

ちなみに、その選考は企業側の不手際(選考に必要な書類が揃っておらず、選考中に印刷して学生に配っていた)により、10分ほど後ろに延長して終わりました。 「あれ?社会人として時間を守れないのは失格・・・?あれ?」

【ヤバめ度50%】なぜかキレる、質の低い圧迫面接を行う面接官

新卒で就職活動を行っていた時の企業様です。 当時の就職活動は面接などの先行活動は4月から解禁というスケジュールでした。

1月にグループディスカッションを終え「次回選考は選考解禁となる4月になるという」お話を受けて一度解散したのですが、その後「2月中に面接に進んで欲しい」という連絡が来たので、面接に進んだ時のお話です。

当時、面接を経験していなかったので練習がてら、面接に進む意を伝え意気揚々と面接会場に向かったのですが、面接中に面接担当者様がなぜか機嫌が悪かったです。

面接官:「グループディスカッションで優秀だと思った人物に声をかけたのに、この程度なんだ?」

お話を聞いてみると、1月のグループディスカッションで積極的に発言したり、リーダーシップをとっている学生を中心に4月に先んじて選考を進めてしまおうという魂胆だったそうです。グループディスカッションを経て、よりすぐった学生だったのにもかかわらず面接が思った通りの人材ではなかったらしく、意味もわからず怒られました。

いやー。。。そんなの知らんがな。

【ヤバめ度80%】自社の研修先完備のはずが、実際はSESの現場です

新卒で就職活動をしていた時のお話です。 50名ほどの企業様でSES 事業を中心に行っている企業様でした。

当時、IT系の大学に所属していながらプログラミングなどの専門的なナレッジはなく、社内研修が充実している中小企業or 大手企業を中心に選考を受けていました。

そんな時選考を受けさせていただいた企業様は「入社していただき次第、外部の研修先で学んでもらいます」ということをおっしゃっていて、研修場があるなんていい会社だと考えていました。しかし、よくよく聞いてみると、その研修先というのはSESの常駐先であり、入社1日目から自社での研修は一切なくSES先へ派遣され、技術を学んで成長して欲しいというお話でした。

学生時代であった当時SESという業態の危うさなどを理解できていませんでしたが、何か嫌な予感がしたのと当時第一志望だった企業様(新卒で4年間お世話になった企業)から内定をいただけたタイミングが重なったので、お断りさせていただきました。

これは後日談なのですが、選考途中で知り合い、同会社に入社した知人から、大学を卒業して入社する4月より前の2月や3月からSESの派遣先企業との面接のために時間を拘束されたという話も聞いており、なんか色々とアウトな匂いがする企業様でした。

【ヤバめ度100%】今御社で行っているサービスを弊社に入って立ち上げることができますか?と言ってきた企業

今回の転職活動で面接官からあった質問です。

面接官:「御社で行っているサービスを弊社に入ってから、あなた主導で立ち上げることができますか?」

え?それ逮捕されません? なんか不正競争防止法みたいなやつに引っかかりません?

選考させていただいた企業様は、受託開発及びSESを行っている企業様で、自社サービスの開発に力を入れていく方針を立てていた企業様でした。 ただ、ただ、上記質問に限らず全体的な質問の内容が変だった印象があります。

やたら筆者が所属していた企業で運営しているサービスが売れているか?を聞いてくるんですよね。 なんかしつこすぎて「少し失礼だな」とも思いました。 企業秘密に関わることであり、秘密保持契約にも抵触しそうな内容だったので適度に断りながら、のらりくらりとかわしておりました。

よくよく話を聞いてみると、 受託開発やSESでエンジニアの技術力はある程度あるので、 自社サービスを立ち上げたいが、サービスの案がないとのこと。

開発力がある企業にありがちな思考なのですが、自分たちの開発力でサービスを作れないか?という発想になったようです。 サービスって世の中の課題の解決なので、そもそも世の中を広く見渡して、どう言った課題があるか発見して、それに対する解決策をITのサービスとして提供していかなければいけないのに、そもそものサービスの考え方としてズレていたのかなと今振り返ると思います。 技術はあくまで手段であって、サービスを作る動機ではないですよね。

1番ヤバイと思うポイントが自社内でサービスの案が出てこないからと言って、 転職活動中のエンジニアがもともと運営していたサービスを、自社のサービスにできないか?と考えるのは凄い発想だなと思いました。

いや、もしかしたらそう言った意図はなく、 自発的にサービス運営に参画できるエンジニアなのかどうかを見極めたいだけの質問だったのかもしれませんが、それであるならば、サービスが儲かっているかってしつこく聞きますかね?ちょっと不快感を感じざるをえない転職面接でした。

それと、カジュアル面談は合否判定はないはずなのに、面接の最後に「合否判定は2、3営業日以内に出します」と言われました。カジュアル面談に合否があるなんて初めて知りました。世の中の広さに驚愕しました。

また、突然体調面の話になります。 体調面の話、SESを行っている企業には死活問題ですよね。 下手に体調崩して休まれると下限の時間割って計画通りの収支になりませんから。 自社サービスを引っ張ることができるエンジニアが欲しいのか、SESに出すだけの駒が欲しいのかはっきりして欲しいですね。

SES事業をやっていることと、サービスに関する考え方が合わなかったので、こちらからお断りさせていただきました。 というかカジュアル面談する前に、企業のWebページ見てSESやっていることくらい気づいておけって話ですよね。すみません。こちらの不手際でした。

まとめ

良い会社の定義って難しいですね。

エンジニアの楽園を求めて、まだまだ私は渡りを続けます。