情報処理安全確保支援士のオンライン講習Aを受講してみた話
どーも。ばぁどです。
今年の4月から情報処理安全確保支援士となっております。
仕事は全くセキュリティ関係ではないのが少し痛い。
今回は、情報処理安全確保支援士になってから初めて講習を受けたのでその感想などをつらつらと。
情報処理安全確保支援士って?
情報セキュリティに関する国家資格です。
「国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」とは」 https://www.ipa.go.jp/siensi/index.html www.ipa.go.jp
受かった後に登録することで、情報処理安全確保支援士を名乗ることができます。
名刺に書いたり、論文にロゴマークつけることができたりするようですよ。
登録費用は書類取り寄せたり、なんなりして約2万円くらいかかったような気がします。
講習ってなによ
情報処理安全確保支援士として登録すると、毎年講習が義務付けられます。
講習の目的は下記です。
- 共通キャリア・スキルフレームワークのレベル4の維持
- 最新のサイバーセキュリティについての知識・技能・倫理の学習
- 集合講習におけるグループディスカッションを通じた登録セキスペ同士の情報共有や人脈形成の推進
また、講習には種類があり、下記の表に従って受講する必要があります。
年次 | 講習名 | 値段(税抜き) |
---|---|---|
1年目 | オンライン講習A | 2万円 |
2年目 | オンライン講習B | 2万円 |
3年目 | オンライン講習C | 2万円 |
集合研修 | 8万円 | |
合計 | 14万円 |
オンライン講習はe-larningを利用しております。
3年目だとオンライン講習と集合研修の2つがあります。
4年目からは、またオンライン講習Aに戻るとのこと。
オンライン講習はネットワーク環境があれば、どこでも受けられるので家でも会社の昼休みでもどこでも進められそう。
より詳しい各講習の内容やは下記URLを参照。
また、講習の目的も下記より引用しました。
「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の受講する講習について」
オンライン講習Aを受講しました
私は今年の春(2018年4月1日)から情報処理安全確保支援士になったので、 今年は講習Aを受けることになります。
講習を受けた後は、理解度チェックテストがあり100点満点中100点が合格ラインです。
受講期間は3カ月与えられ、その間に全てのチェックテストに受かる必要があります。
合格するまで何度も受けることができます。 筆者は5回くらいで毎回受かっていました(恥ずかしい)
※3ヶ月過ぎたら、再度お金を振り込んで再受験の必要があるようです
※提供されている資料は、受講期間が終わっても見ることはできるそうです
受けてみての感想
オンライン講習Aの内容は、最新知識のインプットに焦点が当てられています。
求められる知識は、情報処理安全確保支援士として必要な基本知識といったイメージ。
日本の10大セキュリティに関しては、基本ですよねといった内容。
残りの講習は、情報処理安全確保支援士として脆弱性やセキュリティトラブルに巻き込まれたときの最善な動き方を知識として持っておけるというものでした。
JVNとか情報セキュリティパートナーシップなど、 情報処理安全確保支援士として知っておかないと動けないような知識ばかりでした。
(そもそも情報処理安全確保支援士の試験受かっているんだから、もう少しまともに知識つけておけよということですよね。ごめんなさい)
講習費用は妥当なん?
うーん。。。少し割高かな・・・という印象(個人的な印象です)
すでに公開されている情報(セキュリティの10大脅威やJVNなど)に関しての内容なので、情報処理安全確保支援士に登録しなければ得られるという情報がないのが少し痛い。
ただ、基本情報や応用情報を取得した後に感じていた、 受験前まではしっかり勉強したけど、短期記憶に詰め込んだだけで、 受験後に勉強した内容を忘れてしまうということがないのは良いなと思いました。
これは、目的である「共通キャリア・スキルフレームワークのレベル4の維持」を達成しているということですね。
後は、情報処理安全確保支援士として仕事をするための心構えなどを学べるのは確かに利点。
「最新のサイバーセキュリティについての知識・技能・倫理の学習」も達成しているように思えます。
今年はオンライン講習Aだったのでオンライン研修のみでした。
「集合講習におけるグループディスカッションを通じた登録セキスペ同士の情報共有や人脈形成の推進」を実感できる集合研修を受けるには後2年必要です。
集中研修の質次第では「少し割高かな・・・」と言っている私の意見も変わるかもしれませんね。
そちらは別途8万円ですが(白目
感想・まとめ
情報処理安全確保支援士となって、メリットがまだあまり感じられないのが辛い。
Pマークや、ISO27000のようにIT関連会社には一人情報処理安全確保支援士が必要みたいな空気になってくると、制度の価値観自体も見直されるんですかね。
私が知っている限り、情報処理安全確保支援士を集め始めている企業さんはあまり見ていないです(私が知らないだけかもですが)
良い条件出して、今から集めても良いのかもしれませんね。
最後に
情報処理安全確保支援士の維持費は所属している会社・組織に出してもらうのが最適解ということに気づく。
— ばぁど (@UltraBirdTech) 2018年5月27日